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【SDGsと少子化対策②】2.飢餓をゼロに

前回は、2000年9月の国際サミットで掲げられたMDGs(Millenium Development Goals)の8つの目標から、少子化対策にかかわる「乳幼児死亡率の削減」や「妊産婦の健康の改善」が挙げられるとご紹介しました。

では、SDGsの17の目標ではこれらの少子化対策目標はどのように組み込まれたのでしょうか。

 

 

 

 

一見「飢餓をゼロに」と少子化対策は結びつきませんが、この中には8つのターゲットが組み込まれており、その中に

2-2.5歳未満の子供の発育阻害や消耗性疾患について国際的に合意されたターゲットを2025年までに達成するなど、2030年までにあらゆる形態の栄養不良を解消し、若年女子、妊婦・授乳婦及び高齢者の栄養ニーズへの対処を行う。

とあります。このターゲットに「乳幼児死亡率の削減」や「妊産婦の健康の改善」がしっかり組み込まれています。

乳幼児の死亡率を減らし、そして妊産婦や授乳期の女性の健康改善を行うことで、少子化の改善につながっていくよう実現していくということですね。

次回は、その他の目標にもどう組み込まれているのかみていきます。