年齢別にみた未婚者の一年以内の結婚意思の推移~出生動向基本調査より~

『結婚と出産に関する全国調査(出生動向基本調査)』の中で、前回は『いずれ結婚…と考えている人は、年齢を意識しているか、理想を意識しているか』についての調査結果を見てみました。(前回の記事はこちら『いずれ結婚…と考えている人は、年齢を意識しているか、理想を意識しているか』)

調査結果報告書によると、

結婚する意思のある未婚者のうち、「ある程度の年齢までには結婚するつもり」と考える割合 は1990年代を通して減少し、「理想の結婚相手が見つかるまでは結婚しなくてもかまわない」と 考える割合を一旦下回ったが、第13回調査(2005年)では増加傾向に転じ、今回調査では男女 ともに半数を超えて推移している。

とありますが、男女年齢別にもう少し細かく見ると、男性は時代による変化はあまり見受けられませんでしたが、女性はバブル期や氷河期の就職のしやすさや、働き方や出産・育児に関する法律の改正などによる働き方の変化などにより、都度、意識が反映されている結果に見受けられました。

今回は、『いずれ結婚するつもり』と回答した18〜34歳の未婚者に対してもう少し深く掘り下げ、『一年以内の結婚の意思』について調査した結果を見ていきましょう。

表1 調査・年齢別にみた、 未婚者の一年以内の結婚意思

出典:第15回出生動向基本調査(国立社会保障・人口問題研究所)(http://www.ipss.go.jp/site-ad/index_Japanese/shussho-index.html)

上記の表は、年齢別にみた未婚者の一年以内の結婚意思の調査結果です。

上記の表をもう少し詳細にしてみました。

表2 調査・年齢別にみた、 未婚者の一年以内の結婚意思(詳細・男性)

出典:第15回出生動向基本調査 統計表:クロス集計主要結果表(国立社会保障・人口問題研究所)(http://www.ipss.go.jp/ps-doukou/j/db_15/db_15reportCROSS.html)をもとに筆者作成

表3 調査・年齢別にみた、 未婚者の一年以内の結婚意思(詳細・女性)

出典:第15回出生動向基本調査 統計表:クロス集計主要結果表(国立社会保障・人口問題研究所)(http://www.ipss.go.jp/ps-doukou/j/db_15/db_15reportCROSS.html)をもとに筆者作成

18〜24歳を18~19歳と20~24歳に分けると、表1の数値が大きく異なるのがわかります。

18~19歳では、表1よりも10%前後低く、20~24歳では反対に10%前後高く、10代では結婚をそれほど意識していないけれど、20代になると意識が急増することがわかります。

なお、一年以内に結婚する意思のある未婚者の割合とは、「一年以内に結婚したい」と「理想的な相手が見つかれば(一 年以内に)結婚してもよい」と回答した未婚者を合わせた割合ですが、男女とも、さらにデータを詳細に見ると、全体的に「一年以内に結婚したい」よりも「理想的な相手が見つかれば結婚してもよい」の数値の方が圧倒的に多い結果でした。

そして、「いずれ結婚するつもり」と回答した人に対する質問で、さらに「理想的な相手が見つかれば結婚してもよい」という項目を含めているにもかかわらず、パーセンテージが90%を超えているのが2005年調査結果の女性の45~49歳と2015年調査結果の女性の35~39歳のみというのが気になるところです。

全体的に、男性より女性の方が割合が高いですが、女性の中で性成熟期とよばれる18歳頃から40代前半までの期間で見てみると、パーセンテージのピークが年々高齢化しています。今回の調査結果では、前回のピーク40~44歳より、35~39歳を上回りましたが、晩婚化がこのような調査結果からも伺えます。

次回はさらに掘り下げて、『就業状況によって異なる?一年以内の結婚意思』を考えていきましょう。

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