少子化対策の成功事例③【茨城県つくば市】

少子化対策の成功事例も今回で3回目となりました。

1回目の兵庫県明石市、2回目の福井県【ふく育】につづき、3回目は茨城県つくば市をご紹介します。

茨城県つくば市と言えば、学園都市というイメージがありますよね。だいぶ昔になりますが1985年につくば万博(国際科学技術博覧会)が開催され、その際に車や電車でのインフラ整備を行ったため、都心からのアクセスが格段よくなり、近年では2005年につくばエクスプレスが開業し、秋葉原まで快速で45分という利便性もあり、つくば市の人口は30年以上も増え続けているのです。

つくば市は、2012年度から市内全小・中学校において、小中一貫教育を開始し、「第2期つくば市教育プラン」では「教育日本一」を掲げてICT教育の充実などにいちはやく取り組んできました。小中一貫校制度やつくばスタイル科という研究都市の教育的資源を活かした独自の教科などの教育環境が子育て世代の支持を受け、県外からの人口流入につながっているそうです。

さらに、近隣には田園風景が残り、日本百名山の筑波山も近いという自然環境にも恵まれていることも人口増加につながっているようです。

https://www.city.tsukuba.lg.jp/kosodate/kosodate/shien/index.html

つくば市子育てサイト

https://www.city.tsukuba.lg.jp/_res/projects/default_project/_page_/001/006/985/kodomomiraiplan_gaiyo.pdf

つくば市こども未来プラン

幼児2人同乗用自転車購入費補助事業:小学校就学前の児童が二人以上いる住民票がつくば市にある家庭には上限20,000円を上限(4万未満の場合はその1/2)が補助されるというもの

あかちゃんのえき:乳幼児を抱える子育て家庭を応援する取り組みの一環として、外出中に授乳やオムツ替えなどで立ち寄ることができるような施設を「つくば市あかちゃんの駅」として登録し、利用できる仕組み

子どもの学習塾代助成金制度:経済的に困難を抱える世帯の負担を軽減するため、学習塾の利用にかかる授業料の一部を助成するというもので、9年生(中学3年生)を優先に年間20名まで月額5,000円を上限に補助する制度。

学習支援:小学生には「放課後児童教室」での学習支援の実施、中学生には「地域未来塾」を開催しています。

やはり少子化対策に成功している自治体は、他の自治体との差別化をはかっていて、子育てに役立つ施策を考え実行していることが顕著に出ています。インフラを整え、子育て支援をしっかりすることが少子化対策につながります。多くの町で実現できることを願います。

地方自治体でも色々少子化対策に対する施策で少子化対策、子育て支援や相談コーナーを手厚くしている自治体もあるようです。
各地の成功事例をピックアップして行きます。

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