前回の少子化対策の成功事例①では、兵庫県明石市をご紹介しましたが、今回は福井県【ふく育県】の子育て政策についてご紹介します。
福井県は、人口減少・少子化対策に力を入れており、生産年齢人口は減少しつつも、常用労働者数は増加しています。中でも、共働き世帯比率は56.8%、保育所収容定員は69.7%(待機児童ゼロ)と全国第一位となっています。出生率は1.61%(2010年)と全国平均の1.30%を大きく上回っています。
社会全体で妊娠・出産・子育てを応援する機運を醸成するため、令和3年10月1日、「ふく育」応援事業をスタートしたり、
「ふく育パスポート」に登録した妊婦さんや18歳未満のお子さんがいる子育て世帯に、優待サービスを利用できる仕組みを作っています。https://www.fuku-iku.jp/
また、「子育て応援プロジェクト」と題して
・保育サービスの充実:保育所の整備、延長保育の実施施設数の増加。保育料の無償化や、病児保育、一時預かりなどの無償化について対象を第2子へ拡充。
・3人っ子応援プロジェクト:3人目以降の3歳未満にかかる医療・保育費用を原則無料化。
・父親の子育て奨励:ノー残業や育児休業を実践している企業を表彰。「パパ・トイレ整備事業」で男性トイレにおける乳幼児設備の整備を支援。
・不妊治療費助成事業:令和4年4月1日以降に不妊治療を開始した方を対象に、自己負担額が基本的に6万円を超えないよう助成を拡充。
このような政策を掲げて、出生率のアップにつながっているようです。福井県をモデルに、他の都道府県でも様々な取り組みを掲げて少子化・子育て支援を拡充していってほしいと願います。
地方自治体でも色々少子化対策に対する施策で少子化対策、子育て支援や相談コーナーを手厚くしている自治体もあるようです。
各地の成功事例をピックアップして行きます。