少子化対策の成功事例④【千葉県流山市】

少子化対策の成功事例は今回で4回目となりました。
1回目の兵庫県明石市、2回目の福井県【ふく育】、3回目の茨城県つくば市につづき、今回は千葉県流山市【都心から一番近い森のまち】をご紹介します。

千葉県流山市は、2017〜2020年の4年連続で人口増加率が全国772市中1位の街です。
近年、茨城県つくば市と同様に、つくばエクスプレスの開通で、都心へのアクセスがよく、秋葉原まで約20分と都心に出やすく、さいたま新都心や幕張、羽田空港にも行きやすい立地です。

とくに、流山おおたかの森は子育て世帯から人気のエリアとなっています。駅前には大型ショッピングモールをはじめ、大型マンションが次々と建設され、駅周辺の開発が進んでいます。

保育園の数がコンビニエンスストアの数よりも多いこと、緑が多く自然豊かで子育てがしやすいのも子育て世帯に人気の理由になっています。保育園数が多いことから、流山市の待機児童数は0人となっています。

流山市の直近の合計特殊出生率は1.58%となっており、全国が1.34%、千葉県が1.28%となっておりますので、全国でもかなり高い数値となっています。

他の市区町村と違った政策として【送迎保育ステーション】という仕組みがあります。

流山おおたかの森駅と南流山駅に送迎保育ステーションを設置しており、送迎保育ステーションと市内の指定保育所・保育園をバスで結び、登園・降園の際にバスを利用できるため、自宅から保育所までの距離が離れている場合や、働いていて送迎が難しい場合、不慮の事故など緊急の場合に利用できるサービスです。

登園・降園どちらかだけの利用もでき、送迎が難しい家庭でも安心して保育所・保育園に通うことができます。最長平日20時までにお迎えに行けばいいので、共働き世帯にはありがたいシステムといえます。
流山市【送迎保育ステーションのご案内】

また、300を超える公園や森があり、オオタカが生息する「市野谷の森」や江戸川・利根運河など、水と緑が美しい街です。怪獣公園やつくばエクスプレス撮影スポットなど、子供がワクワクできる遊び場がすぐ近くにあり、週末に遠出しなくても楽しめるのも魅力です。まさに【都心から一番近い森のまち】といえるでしょう。

今後、子育てしやすい街、施策が増え、もっと安心して子育てできるようになってほしいものです。

地方自治体でも色々少子化対策に対する施策で少子化対策、子育て支援や相談コーナーを手厚くしている自治体もあるようです。
各地の成功事例をピックアップして行きます。

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